2022年2月1日、wpXシン・レンタルサーバーは「シン・レンタルサーバー」に名称変更しました。
シン・レンタルサーバー株式会社が提供しているサービスでエックスサーバーというもうひとつのサービスを提供しています。ではこのふたつのサービスにはどのような違いがあるのでしょうか?
どちらのサービスを契約しようか迷っている方は参考にしてみてください。
Contents
エックスサーバーとシン・レンタルサーバーの具体的な違いは何か?
エックスサーバーとシン・レンタルサーバーの違いを知っておくと、どちらを選ぼうか検討する際に決めやすくなります。
エックスサーバーとシン・レンタルサーバーの一番の違いは「エックスサーバー」が安定性を求めているのに対して「シン・レンタルサーバー」は先進的な技術の導入とそれに伴う速度を追求する点です。
「エックスサーバー」は社内で徹底的に検証された技術のみ採用し安定性を高めいていますが、「シン・レンタルサーバー」は安定性よりも最新の技術を投入して通信速度を高めています。
また「エックスサーバー」にはリソース保証がありますが「シン・レンタルサーバー」の方がより強固にリソースが守られます。そのため、新しい技術によって問題が発生したとしても他の利用者に影響を与えるということがありません。
エックスサーバー | シン・レンタルサーバー |
---|---|
安定性が確認された技術を使う | 先進技術をいち早く取り入れる |
リソース保証あり | より強固なリソース保証 |
一般的なWEBサイトで応答速度を速くしたいという場合は「シン・レンタルサーバー」が良いでしょう。「エックスサーバー」は安定性が高いため、アフィリエイトサイトやお店のホームページなどを運営する場合におすすめです。
「エックスサーバー」の概要

【公式サイト】https://www.xserver.ne.jp/
「エックスサーバー」は国内シェアNo.1、業界最速の超高性能サーバーを提供しているレンタルサーバーです。
WordPressを簡単に導入できる仕組みが用意されており、WordPressの高速化技術である「KUSANAGI」も導入済みです。高性能なサーバーと高速化技術が相まってWEBサイトが高速に反応します。
また、リソース保証を提供しているため、他のユーザーにサーバーリソースを占有されるといった心配がありません。
「シン・レンタルサーバー」の概要

【公式サイト】https://server.xfree.ne.jp/
「シン・レンタルサーバー」はエックスサーバー株式会社が提供しているもうひとつのエックスサーバーです。
エックスサーバー株式会社は2021年5月31日に超高速WordPress実行環境「KUSANAGI」を提供するプライム・ストラテジー社と技術提携を開始しました。
wpX シン・レンタルサーバーはこの提携によって得られた高速化技術をエックスサーバーをベースにしたシステムへいち早く取り入れています。
スペック面で選ぶなら「シン・レンタルサーバー」が有利
「エックスサーバー」と「シン・レンタルサーバー」のベースとなるハードウェアは同じです。プランごとに割り当てられるリソースが決まっていて、上位プランになるほど多くのリソースが割り当てられます。
CPUとメモリーに注目すると「シン・レンタルサーバー」の方が転送目安が多く、より多数のページビューに耐えることができます。また、「シン・レンタルサーバー」にはCPUコア数が12コア、メモリーサイズ20GBのプランを用意しており、より規模の大きいサイトでの運用に耐えることができます。
「エックスサーバー」のサーバースペック
まずは「エックスサーバー」のスペックを見てみます。
スペック | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|
CPUコア数 | 6 | 8 | 10 |
メモリーサイズ | 8GB | 12GB | 16GB |
ストレージサイズ | 300GB | 400GB | 500GB |
転送目安(日) | 600GB | 800GB | 1TB |
「シン・レンタルサーバー」のサーバースペック
つぎに「シン・レンタルサーバー」のスペックを見てみます。「シン・レンタルサーバー」には「エックスサーバー」にはないCPUコア数が12のプランが存在します。
スペック | ベーシック | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|---|
CPUコア数 | 6 | 8 | 10 | 12 |
メモリーサイズ | 8GB | 12GB | 16GB | 20GB |
ストレージサイズ | 300GB | 400GB | 500GB | 600GB |
転送目安(日) | 900GB | 1.2TB | 1.5TB | 1.5TB |
よりスペックの高いサーバーが欲しい場合は「シン・レンタルサーバー」が有利といえます。
費用面でも「シン・レンタルサーバー」が有利
「エックスサーバー」と「シン・レンタルサーバー」のどちらも月額料金は契約期間によって変わります。契約期間は3ヶ月~36ヶ月まであり、初回契約と更新後の月額料金が異なるので注意が必要です。
「エックスサーバー」の費用
まずは「エックスサーバー」の初回契約時の月額料金を見てみます。「エックスサーバー」は初期費用が必要となります。
初期費用
スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|
3,300円 ※12ヶ月以上の契約で0円 | 3,300円 ※12ヶ月以上の契約で0円 | 3,300円 ※12ヶ月以上の契約で0円 |
初回契約時の月額料金
契約期間 | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|
3ヶ月 | 1,320円 | 2,640円 | 5,280円 |
6ヶ月 | 1,210円 | 2,420円 | 4,840円 |
12ヶ月 | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
24ヶ月 | 1,045円 | 2,090円 | 4,180円 |
36ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 |
契約更新時の月額料金
契約更新する際は「自動更新」と「手動更新」を選ぶことができます。「自動更新」は契約期間が切れると自動的に同じ契約内容で更新する設定をします。
契約期間 | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|
3ヶ月 | 1,320円 | 2,640円 | 5,280円 |
6ヶ月 | 1,210円 | 2,420円 | 4,840円 |
12ヶ月 | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
24ヶ月 | 1,045円 | 2,090円 | 4,180円 |
36ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 |
契約期間 | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|
1ヶ月 | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
3ヶ月 | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
6ヶ月 | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
12ヶ月 | 1,100円 | 2,200円 | 4,400円 |
24ヶ月 | 1,045円 | 2,090円 | 4,180円 |
36ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 |
「シン・レンタルサーバー」の費用
「シン・レンタルサーバー」は初回費用が無料です。契約期間や初回契約時と更新時の費用が異なる点は「エックスサーバー」と同じですが、手動更新と自動更新で月額料金が変わることはありません。
初回契約時の月額料金 ※2022/4/7 18:00までのキャンペーン価格を適用
契約期間 | ベーシック | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|---|
3ヶ月 | 693円 | 1,386円 | 2,772円 | 5,544円 |
6ヶ月 | 693円 | 1,386円 | 2,772円 | 5,544円 |
12ヶ月 | 616円 | 1,246円 | 2,310円 | 4,984円 |
24ヶ月 | 577円 | 1,155円 | 2,310円 | 4,620円 |
36ヶ月 | 539円 | 1,078円 | 2,156円 | 4,312円 |
契約更新時の月額料金
契約期間 | ベーシック | スタンダード | プレミアム | ビジネス |
---|---|---|---|---|
3ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 | 7,920円 |
6ヶ月 | 990円 | 1,980円 | 3,960円 | 7,920円 |
12ヶ月 | 880円 | 1,780円 | 3,560円 | 7,120円 |
24ヶ月 | 825円 | 1,650円 | 3,300円 | 6,600円 |
36ヶ月 | 770円 | 1,540円 | 3,080円 | 6,160円 |
「エックスサーバー」と「シン・レンタルサーバー」の費用を比べると、圧倒的に「シン・レンタルサーバー」の方が手頃な価格で利用できます。
「エックスサーバー」と「シン・レンタルサーバー」のどちらがおすすめか
価格面、サーバースペック面のどちらを見ても「シン・レンタルサーバー」が有利です。
ほぼすべての方にとって「シン・レンタルサーバー」の方が満足できるサービスとなっています。現在「エックスサーバー」を利用しているのであれば乗り換える必要はありませんが、これからレンタルサーバーを選ぶのであれば「シン・レンタルサーバー」はおすすめのレンタルサーバーです。
速度や費用よりも安定性を求める方は「シン・レンタルサーバー」ではなく「エックスサーバー」がおすすめです。